エアコンはなぜカビが生えるの?

2017/07/16
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エアコンは部屋の天井付近の温かい空気をクロスフォーファンが回ることによってエアコンの中に取り込み、吹き出し口から噴き出しています。

吸い込まれた空気はエアフィルターをくぐり抜け、ホコリを少なくしながら熱交換器(アルミフィン)を通過する際に、冷房時は冷やされ、暖房時には暖められ吹き出し口から噴き出します。

冷房時は室外機で冷媒が冷やされ、液化した冷媒(フロンガス)が室内機に送り込まれ、熱交換器(アルミフィン)を通り抜けて、再び室外機に戻っていきます。

暖房時は室外機で冷媒が暖められ、室内機に送り込まれて室内機の熱交換器を通り抜け、熱交換器を暖めます。

暖まった熱交換器をくぐり抜けた空気は暖かくなって吹き出し口から吐き出されます。

さて、冷房時は冷やされた熱交換器を空気が通り抜けます。その際、今まで水蒸気として空気に含まれていた水分が冷やされることにより、水滴になって空気と分離します。

温かい部屋で冷たい水が入ったコップを置いておくとコップの周りに水滴がたくさんついてビチョビチョになりますね。

それと同じように温かい水蒸気を含んだ空気が熱交換器を通り抜ける時に冷やされながら水を出し、冷たい空気を噴き出しています。

熱交換器にはエアフィルターをすり抜けたホコリに含まれたカビの胞子もたくさんくっつきます。これに水分がありますのでカビの胞子が発芽し、カビがドンドン増えていきます。

ある程度はクロスフォーファンの中に溜まりますが、許容範囲を越えると今度はクロスフォーファンからカビが吐き出されていきます。

お掃除機能はエアフィルターを掃除するだけですのでカビの発生や増殖を抑える事は出来ません。

お掃除機能を過信して全くお手入れしないとものすごいホコリになっていることがしばしばあります。

ホコリがあるとカビはさらに増殖しやすくなりますので定期的なお手入れをして、省エネとキレイな空気を手に入れてください。