横浜市戸塚区のお客様から縦型全自動洗濯機とドラム式洗濯乾燥機のどちらが良いの?という質問を受けました。

2017/08/20
ドラム式洗濯乾燥機

縦型全自動洗濯機とドラム式洗濯乾燥機どっちが良いの?

よくある質問です。

洗濯機クリーニングのプロとして洗濯機修理のメカニックとしてこの疑問に徹底的に答えていきます。

どのメーカーが良いの?以上に答えにくいです。

理由は、家族構成、洗う洗濯物の量・種類、汚れの種類、使いたい洗剤等の種類、乾燥機の使用の有無・頻度、予算、洗濯機置き場の広さなど考慮しなければならない点がたくさんあります。

先ず、予算から考えてみましょう。

予算が少なければ中国や韓国メーカー製も対象となるでしょう。

とりあえず予算がないけれど洗濯機が必要という場合です。

ただ、長く安全に使いたいとなると話は少し変わってきます。

中国や韓国メーカー製の洗濯機は部品が安く作られていますので日本製のように部品強度はありません。ペラペラの部品で作られています。軽いです。

次に、洗濯機の設計上の標準使用期間は7年となっています。

中国や韓国メーカー製はこの年数を超えたら部品がなくなります。そのため、7年を超えた洗濯機の修理は受けられなくなります。

今後、外資(台湾・中国資本)が入ったシャープや東芝もこうなると予想されます。

ここでの結論は

とりあえず安ければ良い、使えればよいなら、中国・韓国メーカー製もありです。

壊れて修理が受けられない場合は自己責任で。

 

洗濯機置き場(洗濯機パン)が狭い、玄関から洗濯機置き場までの通路や洗面所等ドアが狭いなどの理由でドラム式洗濯乾燥機が選べない場合もあります。

弊社へ新しく買ったドラム式洗濯乾燥機が洗面所のドアを通れないので分解して洗濯機パンに乗せてほしいという依頼が時々あります。また、引っ越したら洗面所の洗濯機置き場に洗濯機が入らないのでクリーニングのついでに入れてもらえないかというご相談もございます。

機になった場合はご連絡ください。

 

お子さんが部活で汗や泥にまみれた洗濯物がたくさん出るとか、ご夫婦でスポーツをされていて汗まみれの洗濯物が多い、洗濯の回数が多い、ご主人の作業服の油汚れが大変、など洗濯物が多い、汚れがひどい、乾燥機を使わないなどの場合は縦型全自動洗濯機がお勧めです。

各メーカーの研究等により、ドラム式洗濯乾燥機も汚れ落ちはかなり改善しています。全自動洗濯機にかなり追いついてきました。

洗剤や漂白剤の使い方を工夫するとそんなに変わらなくなってきているのも事実です。

独身・単身世帯、共働き世帯などで洗濯に時間を取られたくない。

洗濯から乾燥までいっぺんで終わらせたい。それでも洗濯物がごわごわやシワシワは嫌というなら

ドラム式洗濯乾燥機がお勧めです。

乾燥機能がお勧めなのは日立のビッグドラム風アイロンです。

ドラムの径が他社のより大きくふんわりと仕上がりやすいのが特徴です。

ただ、洗濯機パンの排水口が水切れを起こすと下水臭がしやすいのでその際には排水口にコップなどで水を入れてあげてください。下水臭はおさまります。

使いたい洗剤こだわりがある。洗濯石鹸が使いたい。

主人や子供がアトピー性皮膚炎、子供にアレルギーがあって、敏感肌。

これらの理由により、合成洗剤ではなく、洗濯石鹸を使いたいというお客様も多いです。

その他にも赤ちゃんや小さなお子さんのために合成洗剤を使いたくないというお客様も多くいらっしゃいます。

洗濯石鹸は、たっぷりの泡で洗うため、たくさんの水ですすぐことが必要があります。

ドラム式洗濯乾燥機では洗濯石鹸を使わないでくださいと明記している製品もあります。

少ない水ですすぎをするドラム式洗濯乾燥機はこの大量の泡がでる洗濯洗剤は苦手な機種が多いのも事実です。

Panasonicや日立では大量の泡が出ると泡センサーや消泡センサーが働き、洗剤を流してしまうことがあります。

その場合メーカーの修理サーポートでは、泡センサーを起動しないようにする修理をさせます。その際には十分なすすぎを行っていただきます。(注水すすぎで3~4回)

ここでのお勧めは縦型全自動洗濯機になります。

ドラム式洗濯乾燥機で洗濯石鹸や赤ちゃん用洗剤を使う際には十分なすすぎで対応してください。

泡センサーを働かない修理をしたいお客様はご連絡ください。

 

洗濯機が汚れないのはどちらか?ともよく聞かれます。

どちらも使い方とお手入れの仕方でカビだらけになってしまいます。

各メーカーではAg+や抗菌仕様、消臭ビーズなどいかにも効果がありそうな仕様がカタログやパンフレットに記載されていますが、効果はそれほどではありません。やはり使い方とお手入れ次第です。

 

今回のお話で縦型とドラム式どちらが向いているかご理解いただけましたでしょうか?

弊社の技術と知識でお客様がお使いの洗濯機が1年でも長持ちできるようお手伝いさせていただきたいと考えています。

 

真ん中の黒いドラムの写真は

赤ちゃん用の洗剤を数年使った東芝製ドラム式洗濯乾燥機のものです。

最後の茶色っぽいドラムの写真は、

合成洗剤を使っていたお客様の同じく東芝製ドラム式洗濯乾燥機のものです。

お手入れをしないで洗濯だけをしているとこのように汚れてしまいます。

弊社のクリーニング料金には、お手入れの仕方や洗剤の選び方、洗濯の仕方の説明も含まれています。