鍵が鍵穴に入らない。鍵がささらない。鍵が回りにくい。

2022/08/10
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鍵穴に鍵が上手く入っていかずにイライラしながら過ごしたことがありました。朝の忙しい時は勘弁してくれって思いました。飲んで帰った時には一気に酔いが覚めてしまいますね。

この原因は鍵穴の中にチリやホコリ、金属粉などが抵抗となって鍵穴に鍵が入りにくくなってしまったことによります。私も鍵の勉強をするまでは本当に困っていました。

私は2級鍵師の髙橋と申します。机やロッカー、玄関などの鍵の他、金庫など鍵に関する専門家です。

この記事を読むことによっていくつかの解決法を学べるとともにやってはいけない方法についても解説していきます。

正しい解決法を実行すればこんな悩みは一瞬で吹き飛んでしまいます。逆に間違った方法を行うと将来どのようなことが起こるかも理解できます。

正しい解決法を身につけると簡単に解決できるようになります。

鍵、特に最近の鍵は超精密機械です。数ミリ単位の大きさの部品があの鍵のシリンダー内にはたくさん入れられています。鍵とシリンダー内の隙間は0.1ミリ、0.2ミリ程度です。そんな狭い隙間の中にシリンダー内部品と鍵の摩擦によってできた金属粉やチリ、ホコリが湿気などによって小さなダマとなってシリンダー内部で抵抗となるために起こる現象です。

力を入れて無理やり入れようとすればするほど入らなくなります。

このような時には鍵を親指と人差し指で軽くつまみながら上下左右にやさしく揺らしながら少しずつ入れていくと入っていきます。

さて、それでは解決法についてお話をしていきますね。

応急的な解決方法

1 鍵の溝を鉛筆の芯でこする。その後に鍵を鍵穴に何度も抜き差しして、滑りを良くする。

 鉛筆やシャープペンシル(シャーペン)があると簡単にできる。効果は一時的。

2 鍵に鍵用潤滑剤を両面にかける。注意点としてかけすぎないこと。鍵穴にはかけない。

 鍵にスプレーして、鍵穴に抜き差しを繰り返す。かけすぎたり、鍵穴にスプレーしたりすると却って入りにくくなることがある。数百円で鍵屋さんやamazonなどのネットショップでもお求め可能です。

効果的な解決法

1 鍵業者にシリンダー分解洗浄を依頼する。

  出張費別で3,000円~5,000円程度かかります。汚れをしっかり取るため、長期間安心

して使える。

2 シリンダーを交換する。

  古い鍵の場合新しいシリンダーに交換してしまう。鍵もシリンダーも新品なので安心して使えます。

やってはいけない事。

CRC-556や潤滑油をさすこと。

潤滑油をさした直後はスムーズに動き、直ったと感じることが出来ますが、急激に動きが固くなり、無理やりさしたり、回そうとすると鍵が折れたりします。

折れた鍵が取れなくなってしまうと最悪シリンダーを交換することにもなってしまうので気を付けてください。

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